螺旋 3D 印刷の形の正確さには PLAフィラメントの硬さが必要 !
3Dデザイン電球のシェードなどは PLA (ポリ乳酸) というプラスティックのフィラメントをつかって 3D印刷しています.PLA はプラスティックのなかでは比較的,硬いものですが,それでも 3D印刷中の変形が問題になることがあります.また PLA は脆い,つまり比較的こわれやすいものだといわれています.市販のフィラメントのなかにはそれを「改良」してすこし柔らかくしたものがありますが,それをつかってシェードなどをつくると,うまく形がつくれないことがあります.
PLA フィラメントのなかにも硬いものと柔らかいものがあり,柔らかいとうまくいかないことがわかったのが「うんこ形電球」(下の写真) でした.柔らかいのは何か添加物があるためだとおもいます.半透明な PLA フィラメントを何種類かためしてみましたが,そのなかに柔らかいものがあり,どうしてもきちんとフィラメントを積み上げることができませんでした.
普通の 3D印刷ではフィラメントをかさねて厚くするので,すこしやわらかくても問題になることはありません.しかし,3Dデザイン電球などをつくるのにつかっている当社独自の螺旋3D印刷法ではフィラメントを一重にするので,やわらかいと変形しやすくなります.印刷中に変形すると形が不正確になってしまいます.
螺旋3D印刷で最初に手掛けたのが地球儀ですが,その直径がおおきくなると正確な球形にするのがむずかしくなります.直径 10 cm まではほぼ問題なくつくれますが,それをこえると厚さなどに注意しないといびつになってしまいます.左下の写真は直径 12 cm のもの,右下の写真は直径 15 cm をこえていますが,半球を 2 つあわせるようにしたことによって変形をおさえています.
3Dデザイン電球のシェードには凹凸があるものが多いのですが,その場合は直径 18 cm でもとくに問題は生じません.しかし,つぎの写真のように球形のものをつくろうとすると,やはり正確なかたちをつくるのがむずかしくなってきます.
3Dデザインシェード (電球カバー) でも,つぎの写真のように球の一部をとりさった形のものは,硬い PLA フィラメントをつかったうえで,さらにややフィラメントを多くつかわないと形がいびつになります.
追記: PLA についてはつぎのようなページに参考になる情報が書かれています.
関連情報
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