デイシンの Yahoo! ショッピングの店と楽天の店では裸電球にかぶせる「電球カバー」(または 3Dデザインシェード) を販売しています．この電球カバーはその きらめき が売りですが，もうひとつ，電球としてフィラメント電球を使ったときには天井に魅力的な陰影ができるという特徴があります．

これは白熱電球 40 W 相当のフィラメント電球を使った場合ですが，60 W 相当にするとまたちがった影ができます．USB ミニスタンド兼ペンダント ではよりさまざまな陰影をつくりだすことができましたが，それは光源を壁や天井に向けて，しかもそのそばにおいたときだけ観察できるものでした．電球カバーの陰影は普通にそれを使用する場面でみられるものです．

すこし分析してみると，3Dデザインランプには LED からシェードに直接あたって透過する光の魅力と，シェードで反射する光の魅力があります．後者については「3Dデザイン電球で活かせなかった反射光のきらめきがある「電球カバー」」というブログ記事で書きましが，前者に関してはさらにその透過した光が直接目にはいることでえられる魅力と，それが壁や天井にあたってできる影とがあります．フィラメント電球をつかうことで，その影がようやく実用場面で実現されました．

世界にはもっと強い陰影をつくりだす照明器具がいろいろあります．その一部は「点光源の 3D デザインランプがつくりだす光と影」というブログ記事にのせましたが，ここにもその写真をのせておきます．

このような陰影は美しいことはたしかですが，非日常的で実用場面ではやや強すぎるようにもおもいます．電球カバーが天井につくりだす淡い陰影は日常的に目にするのによいようにおもえます．