マサチューセッツ工科大学 (MIT) ではガラスを使った 3D 印刷を研究してきていますが，その美しい写真が公開されています．その写真はうまく照明されていて，美しい陰影をだしています (たとえば ここ に写真が紹介されています)． 当社で使用しているプラスティック PLA (ポリ乳酸) でも同様のことができればいいとかんがえつつ，最初はできずにいましたが，ある程度のことはできることがわかりました． それ以来，陰影がつくれる USB ランプを Yahoo の店で売っています．

現在販売しているランプも大半は LED 電球を光源としてつかっています．しかし，これだと光源がおおきいので影はできにくいのです． MIT の写真は点光源にちかい，ちいさなランプをつかっているようです． 螺旋 3D 印刷でつくったシェードを iPhone の懐中電灯でてらしてみると，美しい影ができます． それをいろいろためしたあと，もう数年前のことですが，1 個の LED チップでシェードをてらす器具をつくってみました (下の写真を参照)．

適度なあかるさにするために 6 mm × 3 mm くらいのサイズの 0.5 W の LED チップ 5730 をつかっています． この程度の消費電力なら USB でつかえます． そこで，USB につなぐ器具をつくってみました． この器具はスタンドとしてもペンダントとしてもつかえて，スタンドのときはいろいろ角度をかえると陰影が変化します．それが上記の USB ランプです．なお，いまのところこのサイト (3d-dl.com) ではあつかっていません．

なお，この記事の内容は「3D 印刷シェードによる美しい陰影」 (外部サイト) にもとづいています．