3D デザインランプをつくる 螺旋 3D 印刷について
3D デザインランプは「螺旋 (らせん) 3D 印刷」という方法でつくっています.3D プリンタではプラスティックをとかしてフィラメントという 1 mm 以下の糸状にして積みかさねますが,螺旋 3D 印刷をつかえばフィラメントを 1 回螺旋状に巻くだけで多様なかたちがつくれます.また,その表面に微細な模様がつけられます.安価な 3D プリンタをつかって,従来はつくれなかった軽量で薄いわりに強いランプシェードあるいは電球カバーが比較的短時間かつ低コストで製造できます.
おなじやりかたで地球儀を印刷するビデオがここにあります.
ビデオはほかにもいろいろあります.
3D 印刷で電球カバーのような半球形のものをつくるには,通常はサポートという,半球を下から支持するためのためのものをあわせてつくる必要があります.また,造形がおわったあとにこのサポートをはずして捨てたり,表面をみがいたりという後処理が必要になります.しかし,螺旋 3D 印刷ではサポートも後処理もほぼ不要でピンポン玉のような中空球や地球儀がつくれます.
造形する形状をデザインするには,通常の 3D CAD を使用せずに独自開発したソフトウェアを使用し,「モデルの変形」という方法を使用します.また表面に模様をつけるためにはモデルをこまかく変形させる,フィラメントを上下にうねらせる,フィラメントの断面積を変えるという 3 種類の方法を使用します.それらについてはブログ記事で説明するとともに,下記の参考文献に書いています.
[1] 金田 泰, 螺旋3D印刷法とその照明器具への応用, プラスチックス, 2019 年 3 月号, pp. 45-50.
[2] 金田 泰, 3D プリンタもプログラミングで ─ draw3dp (ちょっと変わったプログラミング教室 03), 情報処理, Vol. 58, No. 6, pp. 17–23, 2017-6.
関連情報
3Dデザインランプ|Dasyn(デイシン)
デイシン (Dasyn) はオリジナルデザインの LED 照明器具「3Dデザインランプ」を製造販売しています.デイシンが独自に開発した「螺旋 (らせん) 3D 印刷法」によって造られた,ガラスではまねできない繊細な形や模様をもつ透明プラスティック製ランプシェード (セード) を使った,様々な表情をもった光の彫刻のような「3Dデザイン電球」や照明器具が,おしゃれに きらめき ます.
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屋号 | デイシン・ドット・コム |
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住所 |
〒164-0013 東京都中野区弥生町4-2-16 |
営業時間 |
月~金 9:00~19:00 定休日: 土日祝 |
代表者名 | 金田 泰 (カナダ ヤスシ) |
store@dasyn.com |