天井の何箇所からか照明器具を吊り下げて，部屋の端まであかるくなるようにしたり，特定の場所をあかるくするには，どうしたらよいでしょうか? ダクトレールを使うという方法もありますが，部屋の中央にある引っ掛けシーリングから分岐用のアダプタ (ソケット) で電灯線を分けて，照明器具をつけたい部分にコードハンガーをつければできます．

ひとつの部屋の天井には普通は中央に 1 個だけ，つぎのような引掛シーリングやローゼットがついています．

ここに 1 灯だけライトをとりつけると，つぎのような問題がでてきます．

• 部屋全体を均等に照明したいが，部屋の中央は明るく，端は暗い．
• 部屋の中央以外の部分を他の部分より明るくしたいが，そうならない．

どちらの問題も，中央にある電源を複数にわけて，明るくしたい部分にライトをつりさげることで解決できます．

引掛シーリングから電源をわけるには，つぎのような分岐用のアダプタ (分岐ソケットまたは引掛シーリング用増改アダプタ) をつかうことができます．これで 2灯 〜 5灯のペンダントライトやシーリングライトなどの照明器具がつけられるようになります．(当店でこれらのアダプタを購入したお客様にペンダントライトを 500〜1000 円値引きするクーポンを配布しています.)

2－3 灯分岐用アダプタ (三分岐ソケット)	4－5 灯分岐用アダプタ (五分岐ソケット)

アダプタをさらにくみあわせれば，6灯以上にわけることもできます．しかし，分岐用アダプタを縦に連結すると天井からのでっぱりがおおきくなるので，それをおさえるようにくふうする必要があるでしょう．

明るくしたい場所にライトをつりさげるには，長いケーブルがついたライトを用意すると同時に，下の写真のような「コードハンガー」をつかうことによって実現できます．裏に角材がある位置なら角材用のコードハンガーがつかえますが，このコードハンガーは裏に角材がないところにはつかえません．石膏ボードの天井で裏に角材がないところにライトをさげるときは，石膏ボード用のハンガー (金具) をつかうことができます．

角材用コードハンガー	石膏ボード用ハンガー

当社ではこうやって分散してさげるペンダントライトを「多灯分散型ペンダントライト」と呼んでいて，この商品ページでさまざまな 3D デザイン電球をくみあわせた多灯分散型ペンダントライトを購入することができます．もちろん，上記のような部品と他社のさまざまなライトをくみあわせることもできます．

多灯分散のやりかたについては「「多灯分散」でリビングの雰囲気をつくり込む」が参考になるでしょう．