透明なランプシェードで天井や壁にできる模様は「影」? そして「陰」とは きらめき?
透明なランプシェードは場合によって天井や壁に模様をうつしだします.通常はつぎの写真のような模様ができます.
これらの模様については「「電球カバー」が天井につくりだす美しい陰影」や「様々な透明ランプシェードで天井にできる影」というブログ記事で書いてきましたが,これらはほんとうに「影」とか「陰影」とか呼んでよいものなのでしょうか?
「影 (かげ)」ということばは,通常は光をほとんどさえぎるモノたとえば樹木がその外部につくりだす暗い部分のことをいいます.それに対してそのモノの暗い部分が「陰 (かげ)」です*(脚注).「陰影」は辞書や用例をみると「影」とおなじ意味であるように書いてありますが,漢字からすると「影」と「陰」をあわせたものだと解釈できます.
それでは,光をあまりさえぎらないものがつくりだすのは「影」なのでしょうか? 透明なランプシェードは光をほとんど透過させます.それでも模様ができるのは,光が屈折したり,一部だけランプシェードで反射したりするために,方向によって透過した光に強弱がつけられるからです.光が反射して弱められるのは光をさえぎるものがつくりだす影と同様ですが,屈折して強弱がつけられる (ときには強められる) のを影と呼んでよいのかどうか迷います.
さらに,透明なランプシェードの場合,「陰」が意味するのは何なのでしょうか? 光をさえぎるものの場合,たとえば樹木であれば太陽の裏側からそれをみたのが陰です (下の写真には影と陰が両方うつっていて,「陰影」ということばをつかうのにふさわしい情況だとおもわれます).ランプシェードの場合は光源つまり電球をシェードごしに見たのが陰なのでしょうか? それは,当社の 3Dデザインランプについては,これまで「きらめき」と呼んできたものです.きらめきは陰というよりは光なのですが,ランプシェードによって変化したものという意味では陰でもあるのだとおもいます.下の写真に樹木がつくりだす影と陰がうつっているのと同様に,上の写真にはランプシェードがつくりだす影と陰がうつっていると解釈できます.
このように影,陰,陰影ということばを透明なモノに関して解釈しなおすのは,むしろ混乱をまねくともかんがえられます.あたらしいことばが必要であり,それが当社の場合は「きらめき」なのだとおもいます,しかし,天井にうつしだされる模様に対しては陰影とか影ということばをつかうのが魅力的なので,それにかわる魅力的なことばがみつかるまでは,これらのことばをつかっていきたいとおもいます.
*(脚注) ただし,樹木であればその暗い部分つまり陰とそれがつくりだす影とのあいだにあるものも暗いので陰の一部だともかんがえられます.
関連情報
3Dデザインランプ|Dasyn(デイシン)
デイシン (Dasyn) はオリジナルデザインの LED 照明器具「3Dデザインランプ」を製造販売しています.デイシンが独自に開発した「螺旋 (らせん) 3D 印刷法」によって造られた,ガラスではまねできない繊細な形や模様をもつ透明プラスティック製ランプシェード (セード) を使った,様々な表情をもった光の彫刻のような「3Dデザイン電球」や照明器具が,おしゃれに きらめき ます.
多品種少量生産が得意な 3D プリントによって,あなただけのデザインやサイズのランプがセミオーダーで 3 日でできます.3D デザインランプでお部屋の雰囲気を変えてみませんか?
屋号 | デイシン・ドット・コム |
---|---|
住所 |
〒164-0013 東京都中野区弥生町4-2-16 |
営業時間 |
月~金 9:00~19:00 定休日: 土日祝 |
代表者名 | 金田 泰 (カナダ ヤスシ) |
store@dasyn.com |