商品を梱包する際には緩衝材が必要になりますが，緩衝材には高反発のものと低反発のものがあります．3D デザインランプにつかうには低反発のもののほうが適しています．緩衝材に関しては高反発か低反発かということはあまり問題にされていないようですが，ほかの商品でも高反発緩衝材と低反発緩衝材をうまくつかいわけるのがよいとおもいます．

低反発，高反発というと，ひとが使用するクッションやマットレスをおもいうかべます．それらは趣味や目的によってつかいわけられているのだとおもいます．緩衝材に関しても同様のことがいえるとおもいます．

高反発緩衝材の代表は気泡緩衝材，いわゆるプチプチです．エアークッション，エアーキャップなどともよばれています．押されると空気が圧縮されて圧力がたかまるので高反発です．

これに対して低反発緩衝材の代表はボーガスペーパーなどの古紙緩衝材です．最近はプラスティックを避けて使用されるようになっています．紙をまるめたものは自由に変形することができ，ちぢめても圧力はあまりかわらないので，低反発です．

3D デザインランプにはクリープがおおきい，つまり圧力を長時間かけていると変形したままもどらなくなりやすいという欠点があります．そのため，梱包する際にも圧力をかけないようにすることが必要です．それに適した緩衝材はい反発のものなので，最近は古紙緩衝材を多用するようにしています．3Dデザインランプは植物由来のプラスティックであるポリ乳酸 (PLA) を使用していることがひとつの特徴ですが，ダンボールと古紙緩衝材による包装はそれとよく合っているようにおもいます．