新開発の 3D 印刷法で くびれた形の うんこ形 電球やチェスのポーンをつくった
螺旋3D印刷のためにつかってきたモデリング方法 (波合成モデル) では球や円筒を変形させて形をつくります.この方法の不得意なところは大きな へこみ や くびれ をつくるのが難しいことでした.そのため,株式会社うんこ から うんこ形 電球 の製作依頼をうけたときには,べつの方法をつかう必要があるとおもいました💩.そのため,プログラムで線画を回転させてつくったかたちを螺旋 3D 印刷する方法をつかいました.この方法では垂直の軸に関して回転対称な図形をほぼ一定のピッチで螺旋をえがいて印刷します.
この方法の基本はすでに 2 年ほどまえに開発していて,下の写真のようなチェスのポーンの形をつくっていました.下の図はこの形のもとになった線画です (ただしこれは手書きであり,実際には関数のかたちであたえます).この線画を回転させると写真のような回転対称な形がつくれます.
形をつくるプログラムにあたえる関数は x = f(z) というかたちにしました.x が水平軸,z が垂直軸です.あとで書くように,このように定義したのはあまり敵背づなかったようにおもいます.
うんこ形はつぎのようなかたちなので,完全に回転対称ではありません.まず回転対称なモデルをつくり,先端の部分だけすこし変形させています.
関数が x = f(z) というかたちなので,x 軸と平行 (つまり水平) な部分がある図形は表現できません.螺旋 3D 印刷ではフィラメントを水平に巻くからこれでよいとかんがえたのですが,完全に水平でなくてもうまく計算できない,その結果フィラメントの一部がたれさがったり,シェードに穴があく場合がでてきてしまいました (くわしいことは省略します).そのため,水平にちかい部分がある上の写真のうんこ形ではうまく計算・印刷できるようにすこしくふうが必要でした.
関連情報
3Dデザインランプ|Dasyn(デイシン)
デイシン (Dasyn) はオリジナルデザインの LED 照明器具「3Dデザインランプ」を製造販売しています.デイシンが独自に開発した「螺旋 (らせん) 3D 印刷法」によって造られた,ガラスではまねできない繊細な形や模様をもつ透明プラスティック製ランプシェード (セード) を使った,様々な表情をもった光の彫刻のような「3Dデザイン電球」や照明器具が,おしゃれに きらめき ます.
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