螺旋 3D 印刷でつくった様々な LEDキャンドルポットを販売していますが，お客様の注文で複雑なモアレ模様のポットをつくろうとしたところ，予期していなかった，モアレよりこまかい謎の模様 (パターン) がついてしまいました．3Dプリンタを整備してそれを消してから印刷しなおしましたが，この模様にも魅力があるようにおもいます．

 

普通のモアレ模様のキャンドルポットはつぎのようなものです．

 

 

今回つくろうとしたのもこの模様ですが，模様はつぎのようにいろいろあります (もちろんこれですべてではありません)．

 

 

今回注文をうけたのは比較的荒い模様ですが，なぜか印刷してみるとつぎのようにこまかい模様がついていました．左の写真ではわかりにくいので，一部を拡大したのが右の写真です．

 

 

ゆっくり印刷するとこの模様はきえるようなのですが，こうなるのは 3D プリンタのどこかに問題があるからにほかなりません．そこで，フィラメントをはきだすノズルを交換してみました．これでかんたんに問題は解消されて，つくるべき製品をつくることができました．

 

しかし，この模様にも魅力があります．ヘッドをうごかしてもつけられないこまかさの模様なので，この現象を再現して利用できないかともおもっています．意図的につくったのでない模様という意味では「3D ゆらぎ印刷」にも似ています．こういう偶発的なことがおこることも，ものづくりの魅力です．