螺旋3D印刷で超ラピッド・プロトタイピングによる ものづくり
3D 印刷はもともとラピッド・プロトタイピングに使用されていますが,3D デザインランプの製造につかっている螺旋 3D 印刷技術によって,さらにみじかい,場合によっては 1 サイクル 1 時間以下という短サイクルの超ラピッド・プロトタイピング (超スパイラル開発) が実現できます.
螺旋 3D 印刷によれば,小型のものなら 1 時間以下で印刷できます.そのため,たとえばデザイナ (設計者) と技術者がひとつの場所にあつまれば,デザインの修正と造形のサイクルを 2〜3 時間以下でまわすことが可能になります.つまり,まずランプシェードの初期デザインをつくるのにたとえば 1 時間かかりますが,それを造形 (3D 印刷) するのは 1 時間以下でできます.そして,そのあとはデザインを修正して造形するというアジャイル製造のサイクルをくりかえしますが,1 サイクルが 15 cm 程度のもので 2〜3 時間,もっとちいさなものなら 1 時間以下でまわせます.そのため,このようなサイクルを 1 日に数回まわすことが可能になります.すなわち,超スパイラル開発が実現できます (下図).
このように,技術者とデザイナが密にコラボレーションすれば,短時間でシェードのデザインを洗練することが可能です.ただ,これまでのところ,このようなコラボレーションのこころみはなかなか成功しませんでした.これまでに成功したのはプロのデザイナとのコラボレーションではなく,一般の参加者によるハンズオンです.それについては別記事にすこし書いていますが,よりくわしく書いたのは個人ブログの記事です.
なお,従来より短時間で印刷できる理由は,少量のプラスティックによって比較的つよいシェードをつくることができることと,印刷時の冷却をくふうすることによって高速な印刷ができることです.
関連資料:
- デザイナむけのプレゼン資料の PDF 版 (別サイト.原ファイルはビデオつきの KeyNote ファイル)
- 「「螺旋走査線 3D 印刷技術」をつかった照明器具デザイナーとのコラボレーションの可能性」(個人ブログ記事)
関連情報
3Dデザインランプ|Dasyn(デイシン)
デイシン (Dasyn) はオリジナルデザインの LED 照明器具「3Dデザインランプ」を製造販売しています.デイシンが独自に開発した「螺旋 (らせん) 3D 印刷法」によって造られた,ガラスではまねできない繊細な形や模様をもつ透明プラスティック製ランプシェード (セード) を使った,様々な表情をもった光の彫刻のような「3Dデザイン電球」や照明器具が,おしゃれに きらめき ます.
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屋号 | デイシン・ドット・コム |
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