3d-dl.com のページはいまのところ手でつくっています (WordPress をつかっています) が，そこからリンクしている通販サイトつまり Yahoo! ショッピングの店と楽天の店の商品ページに関しては多数の類似製品のページをつくる必要があるため，プログラムで生成しています．以前は類似製品のページをまとめていましたが，いまはこまかくわけています．お客様にはあまり関係のないことですが，ここではそれをどうやって生成しているかを紹介します．

 

「類似製品」ということばをつかいましたが，このことばの意味をたとえば 3D デザイン電球でかんがえてみましょう．3D デザイン電球の電球カバー (ランプシェード) にはさまざまな形があります．たとえばストライプ形，渦巻形，トロピカル・フルーツ風などです．そして，電球カバーのかたちがおなじでも，明るさは白熱電球 30 W 相当から 100 W 相当まであります．30 W から 60 W までは値段はかわりませんが，100 W の LED の仕入れ値はだいぶたかいので製品の値段もちがいます (60 W の例と 100 W の例)．これらは類似製品なので共通部分は多いのですが，ところどころちがっています．

 

これらの類似製品はそれぞれべつの商品ページで販売しているので，多数のページがあります．以前はこれらの製品のページをなるべくまとめようとしていました．しかし，とくに楽天では値段がちがう商品をひとつのページにまとめようとすると，構造は複雑になり，不自然なかたちにならざるをえません．お客様にはわかりにくくなり，注文をまちがえる原因にもなりえます．そのため，現在ではこまかくページをわけるようにしています．

 

キャップつきの LED キャンドルについていうと，現在はまだ，いくつもの種類のキャップをまとめたページと，それらをわけたページとが両方あります．たとえば，このサイト (3d-dl.com) からつぎの 3 種類のキャンドルの商品ページをたどることができます．

 

しかし，このサイトをつくるまえからあったのはこれらの商品をまとめたページであり，Yahoo! ショッピングや楽天の店のカテゴリ・リストからたどれるのはそのページです．

 

以前は商品ページをまとめていたのに現在はわけるようにしたのには理由があります．以前は商品ページを手でかきかえていましたが，そうすると多数のページをつじつまがあうように書きかえるのはたいへんです．現在の 3D デザイン電球やペンダントライトの類似製品は数 100 あるので，それをわけるととても手でかきかえることができません．そこで，プログラムをつかってそれらのページを生成するようにしました．いったんプログラムをつくると，むしろ単純な構造のページを多数つくるほうが容易になります．

 

Yahoo! ショッピングも楽天も，このような多数の商品ページを一度にかきかえることができるように，データをながしこむやりかたと，プログラムで直接かきかえるやりかたとを用意しています．前者は CSV 形式のファイルを使用し，後者は API を使用します．最初はすべて CSV 形式のファイルでやることをかんがえましたが，楽天の CSV 形式はつかいにくいので，そちらは API (REST) をつかうようにしました．

 

類似した商品ページは，記述が各ページ共通の部分とページごとにちがう部分とで構成されています．共通のテキストのなかにプログラムでうまく，ちがう部分をうめこんでいます．また，Yahoo! ショッピングと楽天とではページの構成がちがっているので，それもプログラムによって書きわけます．