螺旋3D印刷で模様をつくる 3 つの方法
螺旋 3D 印刷という方法をつかうことによって,3D デザインランプのシェードの表面にこまかい模様をつくっています.ここでは,こまかい模様をつくるための 3 つの方法を図や写真でみていただきます.これら 3 つの方法は波合成モデルの 3 種類の波に対応しています.
第 1 の方法は変形 (deformation) です.変形によってランプシェード全体のかたちをつくると同時に,こまかい変形によって模様をつくることができます.下の図はコンピュータ上のモデルに凹凸をあたえた例,下の写真はそれを球に適用した例です.
変形のデモビデオを YouTube に投稿しています.
第 2 の方法はヴィブラート (vibrato) と呼んでいるものです.3D 印刷では普通はしない印刷ヘッドを上下に波うたせることによって,形はかえずに模様をつくりだします.下の図はそれをコンピュータ上のモデルに適用した例,下の写真はそれを球に適用した例です.
ヴィブラートのデモビデオも YouTube に投稿しています.
第 3 の方法は変調 (modulation) と呼んでいるものです.螺旋 3D 印刷では基本的には一定の速度でフィラメントを巻いていきますが,速度を変化させることでフィラメントの厚みを変えて,模様をつくりだします.下の図はそれをコンピュータ上のモデルに適用した例,下の写真はそれをつかってつくった地球儀です.左下では三角関数によってジェネラティブな模様をつくりだしていますが,右下では球に世界地図をはりつける (テクスチャ・マップする) ことによって地球儀をつくりだしています.
変調のデモビデオも YouTube に投稿しています.
上記の例は 3 つの方法のうちのひとつだけを適用していますが,これらをくみあわせることで,さらに複雑な模様をつくりだすことができます.
この記事の内容は 2018 年に早稲田大学で螺旋 3D 印刷を紹介した際のスライドにもとづいています.
関連情報
3Dデザインランプ|Dasyn(デイシン)
デイシン (Dasyn) はオリジナルデザインの LED 照明器具「3Dデザインランプ」を製造販売しています.デイシンが独自に開発した「螺旋 (らせん) 3D 印刷法」によって造られた,ガラスではまねできない繊細な形や模様をもつ透明プラスティック製ランプシェード (セード) を使った,様々な表情をもった光の彫刻のような「3Dデザイン電球」や照明器具が,おしゃれに きらめき ます.
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