いくつかのソフトクリーム形の 3Dデザイン電球を販売していますが，ここではなぜそれをつくったのか，どのようにつくったのか，どういう種類があるか，といったことについて説明します．

3D デザインランプをデザインするのにつかっている「波合成モデル」によるジェネラティブ・デザインの方法では，ランプシェードを数学的な方法とくに三角関数をつかって (= 正弦波で) つくります．そのため，具体的なものたとえば人間や動物のかたちなどをつくるのはあまり得意ではありません．しかし，具体的なものを表現したほうがお客様にアピールすることができるとかんがえて，そのひとつとして約 3 年前にソフトクリームをためしてみました．ここで紹介する電球は「各種のソフトクリーム形 3D デザイン電球」として販売しています．

ソフトクリームを巻いたようなかたちを波合成モデルでつくります．ソフトクリームは螺旋状に巻いてつくりますが，それを模した螺旋の波を基本として，すこし方向がちがう，よりこまかい螺旋をあわせることによって，クリームがねじれた様子を表現しています．実際にクリームを巻いてできるかたちとはちがいますが，雰囲気はでているのではないかとおもいます🍦

最初につくったのが上の写真の電球，そしてそれにこまかい模様をつけた下の写真はトッピングつきのアメリカン・アイスクリームのつもりです．

これらは装飾用の電球ですが，もうすこし実用性をもたせたものとして，下の写真のような，比較的安価なもの，あかるいものなどをつくってみました．

一方で，LED キャンドルに 3D 印刷したキャップをかぶせたものも販売しているので，そのひとつとしてソフトクリーム形 LED キャンドルをつくってみました．

この写真のかたちはクリームがちょっと細すぎるようにおもったので，現在はもうすこし太いかたちにしています．

Web で「ソフトクリーム 電球」などのキーワードで検索すると，3D デザインランプ以外で数おおくみつかるのは日世のディスプレイ用電球です．上記のようなやや複雑なかたちでなく，単純にとぐろを巻いたかたちをしています．これだとウンコ電球ともみえます (失礼💩)．