3D デザイン電球製造のための接着剤の選択
3D デザイン電球の材料や製造方法は改良をつづけています. 最近の改良のひとつは使用中にカバーがはずれることがないようにするための接着剤の交換です.
3D デザイン電球のカバーには PLA (ポリ乳酸) という材料を使用しているため比較的熱によわいのですが,特に熱がたまりやすい特殊な環境をのぞいては問題ないものとかんがえられます. ところが,カバーを本体に固定するために使用していた合成ゴム系の接着剤が熱によわいため,使用中にはずれる場合があることがわかりました.
そこで,120℃ まで使用できるシリコン系の接着剤「セメダイン スーパー X ゴールドクリア」に交換することにしました. この接着剤はわずか 1 分でかたまりはじめるので頻繁にチューブからだす必要がありますが,製造から出荷までの時間を短縮できます.ともかく,この接着剤によってカバーがはずれる事故はおこらなくなるはずです.
ひろく市販されている日本製の接着剤には高温に耐えるものがすくないのでこの接着剤を選択しましたが,アメリカではもっとべつの種類のものがあります.「オートウェルド」は熱につよく接着強度もつよいエポキシ系の接着剤であり,日本でもひろく販売されていますが,色が黒いため 3D デザイン電球にはつかいにくいのです.そういうこともあり,ややつかいにくい点もあるスーパー XG を使用しています.
この記事の内容の一部は「3D デザイン電球製造方法の改良」 (外部サイト) にもとづいています.
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