キャンドルポットや電球カバーでつかっている複雑なモアレ縞模様
螺旋 3D 印刷では「波合成モデル」によって,つまり正弦波 (サイン・ウェーブ) をくみあわせて形や模様をつくっていますが,あるとき,つぎのような 3 つの波をくみあわせることによって複雑なモアレ模様ができることを発見しました.その 3 つの波とは,下の最初の図のようなフィラメントを上下させる波 (ヴィブラートと呼んでいますが,この図では 2 つの横波がかさなっています) と,下の 2 番めの図のような半径方向に変形させる波 (ひとつの縦波) です.
これらのグラフィクスは 3D 印刷に使用している Repetier Host というプログラムでえがいたものです.G コードという 3D 印刷に使用するデータを視覚化する機能をつかっています.これらの図ではわかりやすくするため,ヴィブラートは波のおおきさを 10 倍くらいにし,変形の波は周波数を数 10 分の 1 くらいにしています.
これら 3 つの波を合成することによって,複雑なモアレ縞があらわれます.ヴィブラートのおおきさや変形の波の周波数をかえることによって,さまざまな模様があらわれます.実際に印刷したパターンを写真でしめします.写真にある番号が変形の波の周波数です.
実際に印刷されたパターンは正確ではありません.とくに上の最後の写真は本来の形がとても複雑で,正確に印刷することができません.そのため,Repetier Host でえがいた図をしめします.
形じたいはこれらの図のほうが魅力的です.しかし,Repetier Host の図は表面ですべての光が反射するようになっているのに対して,造形したものは表面がなめらかな透明なフィラメントでできているため,光が透過,反射,屈折して,図よりはるかに複雑な光がみられます.見る角度によって模様がちがってみえます.この点では造形されたプラスティックのほうがずっと魅力的です.つぎの写真の模様は複数の模様がかさなりあっていて見る方向によって変化するので,とくに魅力的におもえます.
このブログ記事の一部は「2 種類の波からつくられる螺旋 3D 印刷の複雑なパターン」(外部サイト) にもとづいています.꫞ ꫞ ꫞
関連情報
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