3D デザインランプのデザイン手法「ジェネラティブデザイン」
3D デザインランプのデザイン (設計) で使用している手法はジェネラティブ・デザイン (generative design) またはアルゴリズミック・デザイン (algorithmic design) とよばれます*.従来の 3D 印刷においては,まずコンピュータ上で CAD というソフトウェアを使用してモデルを設計します.CAD ではデザイナ (設計者) がマウスなどを使用して形状を指定します.それに対して 3D デザインランプをつくるときはコンピュータ・プログラムに形状をつくらせます.これがジェネラティブ・デザインです.これはコンピュータをデザイン (設計) の中核で使用する,ソフトウェア技術にささえられた比較的新しいデザイン法です.ジェネラティブ・デザインによって,人手で描画することが困難な複雑で微妙な様々なパターンが生成できます.
つぎの画像がそのデザインのためのコンピュータ・インタフェースです.
ジェネラティブ・デザインのためによくつかわれるプログラミング言語は Processing ですが,このデザイン・インタフェースは Python で記述しています.
ジェネラティブ・デザインにはさまざまな手法がありますが,3D デザインランプのデザインでは「波合成モデル」を使用しています.波合成モデルでは正弦波 (サイン・ウェーブ) をかさねていくことで 3D デザインランプの形や模様をつくります.そのために上記のインタフェースで正弦波のパラメタを指定していきます.
このようなあたらしいデザイン法をつかう理由はいくつかありますが,そのうちのひとつは 3D デザインランプを造形するには CAD ではあつかえないフィラメントの向きや密度 (厚さ・断面積) をデザインする必要があるからということです. フィラメントの向きや密度を変えることによって,ランプシェードが部分ごとに様々な方向に光を反射・屈折するようになり,3D デザインランプの微妙な きらめき がうみだされます.
* Generative design は「ジェネレーティブデザイン」と表記される場合もありますが,ra にアクセントがあるわけではないので「ジェネラティブ・デザイン」のほうが英語の発音にちかいとかんがえられます.
関連情報
3Dデザインランプ|Dasyn(デイシン)
デイシン (Dasyn) はオリジナルデザインの LED 照明器具「3Dデザインランプ」を製造販売しています.デイシンが独自に開発した「螺旋 (らせん) 3D 印刷法」によって造られた,ガラスではまねできない繊細な形や模様をもつ透明プラスティック製ランプシェード (セード) を使った,様々な表情をもった光の彫刻のような「3Dデザイン電球」や照明器具が,おしゃれに きらめき ます.
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屋号 | デイシン・ドット・コム |
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代表者名 | 金田 泰 (カナダ ヤスシ) |
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