電球カバー (3D デザインシェード) や 3D デザイン電球のアダプタ (白または黒の部分) には，これまで白さがひきたつ ABS フィラメントをつかってきましたが，こわれやすいという問題がありました．どの ABS フィラメントでも同様に発生する問題だとおもっていたのですが，そうでないことがわかって，ちがう種類のフィラメントをつかうことにしました．

「電球カバーの不良部品 (キャップ) の交換」というブログ記事に電球カバーで発生した不良の問題を書きました．アダプタを製造する際の印刷速度や周囲温度などをかなりせまい範囲におさめないと，フィラメントどうしがしっかり接着しなくなるために発生した問題です．不良品をできるだけさけるために，最近はキャップの裏側を接着剤で補強してからつかうようにしていました．

しかし，ためしにほかの ABS フィラメントをつかってみると，もっとひろい範囲でフィラメントどうしがつよく接着することがわかりました．白さは劣っているのですが，不良品のすくなさにはかえられません．フィラメントの種類を変更することにしました．下の写真の左があたらしいアダプタ，右がふるいアダプタです．左の方がやや透明感があって，光をとおしやすいことがわかります．

3D デザイン電球のほうが問題はおこりにくいのですが，おこりうることにかわりはないので，こちらもおなじ種類のフィラメントをつかうようにしました．あわせて，よりつよい接着性をえようとかんがえてヘヤードライヤをつかった実験をしてみましたが，それについては個人ブログ (別サイト) で書くことにします．