以前かかわったことがある AI の知識を3Dデザインランプやその他の螺旋3D印刷の製品づくりに活かせないかとかんがえてきました．最近になって，やっと GAN (敵対的生成ネットワーク) をつかえばそれができるのではないか，それをやってみたいとおもうようになりました．

筆者は以前 AI 具体的には深層学習 (ディープラーニング，CNN) に 1 年だけかかわったことがあり，学会論文をアメリカの学会で発表しました．日本は AI の研究開発がおくれていると指摘されていることもあり，そのくらいの知識があるならそこにかかわっていくべきできないかとおもいつつ，ここ数年はビジネスのたちあげなどのために，それができませんでした．

一方で，筆者がやっていること・やりたいことは 3Dデザインランプやその他の螺旋3D印刷のものづくりであり，そこに AI はなかなかむすびつきませんでした．「波合成モデル」のパラメタをきめると 3 次元のデザインがきまり，AI のような複雑なしかけがはいる余地はありません．

しかし最近，GAN をつかえば AI をデザインにいかすことができるのではないか，なんとかためせないものかとおもうようになりました．GAN 関連でよくあるのは 2 次元の画像の生成ですが，3D 印刷に応用するにはまず 3 次元のモデルを生成することが必須です．さらに，応用がきくようにするには波合成モデルにかわるパラメタつきのモデルを生成する必要があるとかんがえています．波合成モデルにかわるモデルとパラメタの一部を GAN によってきめて，のこりのパラメタを目的に応じてきめることによって，デザインを完成させます．とはいえ，そんなことが可能かどうか，まだわかっていません．

まだおぼろげなアイデアがあるだけなので，すこし従来の研究をしらべて，そのアイデアを結晶させたいとおもいます．