螺旋 3D 印刷をつかって地球儀や地図の陸と海とを描きわけるのに，いくつかの方法があります．2015 年くらいからつくりつづけているのが陸と海とで厚みを変えた地球儀ですが，2 年ほどまえには陸と海とでことなるテクスチャ (模様) をつかう地球儀をつくってみました🌏

 

 

この北半球は陸をややランダムさのある格子模様でえがき，海は一様なななめの波模様でえがいています．模様のくみあわせによっては陸と海の境界がみえにくくなりますが，このくみあわせは比較的はっきりと境界がわかります．

 

 

上の写真はおなじ北半球を裏からみたものです．螺旋 3D 印刷ではフィラメントを 1 回巻くだけでつくるので，裏にもおなじ模様がえがかれることになります．当時，もっといろいろなテクスチャのくみあわせをためしましたが，上の写真がもっともよくできたものです．

 

上の北半球に対応する南半球が下の写真です．わけあって南極には穴があいています．

 

 

ほかの色やテクスチャのくみあわせをためした地球儀の写真もいくつかのせておきます．

 

 

 

 

テクスチャでえがきわけられるのは，もちろん地球儀だけではありません．地球儀ではない地図はもちろん，2 つの領域からなるさまざまな図や写真に適用できます．ただし，あまりこまかいものは描けません．また，3 つ以上のテクスチャをつかうこともできますが，色や明度に差がないので，わかりにくくなります．

 

比較のために厚みで陸と海をえがきわけた地球儀の写真をのせておきます．