コンパクト蛍光灯の DIY による LED への交換
自宅の蛍光灯を DIY で徐々に LED にとりかえてきました.最初にやったのは,もう 5 年まえのことですが,コンパクト蛍光灯を中国から輸入した LED (電球) に交換することでした.それは 3D デザインランプや螺旋 3D 印刷をはじめるまえのことですが,こういう DIY が 3D デザインランプの製造につながっています.この交換に関する当時の個人ブログ記事 (別サイト) をここに書きなおしてみます.
私の自宅にはコンパクト蛍光管をつかったダウンライトが多数ありました. これをしだいに LED に交換していく必要があるとかんがえているのです (現在では大半をおきかえました) が,いままでかんたんな方法がわかりませんでした. 市販のアダプタを改造すればかんたんに交換できることがわかったので,ためしてみました.
蛍光灯器具で LED をつかうためのただしい方法は,その器具にはめられる LED を買って,安定器と点灯管をはずしてからそれをつけるという方法です. しかし,安定器をはずすのはめんどうですし,点灯管もはずすのが容易でないこともあります. 自宅のダウンライトはまさにこういう状態でした.
いくつかのダウンライトはネジをはずせば点灯管をはずすことができました. 器具じたいもはずせるので,安定器をはずすことも可能です. しかし,ネジがはずれなくなっているものや,どうやって点灯管を露出させたらよいかわからないものもあります. 基本的には,いまつかっている蛍光管がつかえるあいだはこのままつかいつづけるつもりですが,蛍光管が不足するまえに徐々に LED にとりかえていきたいとおもいました. しかも,市販されていない特殊な LED はつかいたくないのです.
そこで,まずコンパクト蛍光管用のアダプタを入手して改造しました. ひろくつかわれているコンパクト蛍光管のコネクタ規格は GX10q というものであり,これを電球用の E26 に変換するアダプタです. このままつかうには点灯管をはずす必要があるので,4 個の端子のうち 2 個を下の写真のように切断します. 切断しただけではショートする可能性があるので,切断したあとにビニルテープをはっています. ビニルテープがやぶれないように,切断面があまりとがらないようにしておきます. こうしてできたアダプタは 2 とおりのはめかたがあります. つまり,180° 回転してもはめられます. もとのままのアダプタはどちらではめてもおなじように点灯しますが,改造後はただしい角度ではめないと点灯しません. もしつかなかったらはずして 180° 回転してはめなおせばよいわけです.
この改造アダプタはフリーマーケットで売ったこともあるのですが,1 個だけ,しかもすこし目的がちがっていました.すこししか売れないのと,PSE 規格上の問題もあるので,商品にはならないでしょう.
ダウンライトは下方だけをてらすので,下むきの LED だけがついた電球がよいのですが,E26 の電球を横向きにつけたときにそれをもとめるのは困難です. 専用のアダプタがあれば,あるいはアダプタがつくれればよいのですが,むずかしいとおもいます. そこで,次善の策として,蛍光管と同様に全方向にひかりをだす LED 電球をつけてみました. もとの蛍光管の消費電力は 18 W ですが,15 W の LED をつけてみました. この電球は ebay.com で中国から輸入したものです.15 W でももとの蛍光管より暗いようです. あまりよい電球ではなかったようです.
近年は中国から 200 〜 400 円くらいのものでも送料無料で買えるので,日本であまり売っていない電球や日本では高価な電球を買うにはちょうどよいとおもいます.無料でない場合でも,国内から買うより送料はずっと安くすみます.中国から買うにはいろいろ注意が必要です.まず,到着するまでに時間がかかるのがひとつの難点です.たとえば電圧に関しては中国では 220 V のが多いのですが,110 V でつかえるものを選択する必要があります.また,安全でないもの,不良品などもあるので注意が必要です.しかし,これらの問題がクリアできれば電球はよりどりみどりです.
安定器をつけたままだとすこし電圧が低下するので,電球によっては点灯が不安定になります. 電圧がさがっても点灯するものを選択する必要があります. 85 V からつかえると書いてあるものをえらべば問題はおこりにくいでしょう.
スポットライトをつけたところ (左上の写真) は基本的にはうまくいきました (2021 年現在もそのままつかっています) が,コーン型電球を横向きにつけたところ (右上の写真) は蛍光管にもどさざるをえなくなりました. なぜかというと,コーン型電球は横にすると熱がこもって寿命がちぢまるからだとかんがえられます. 数万時間もつはずのところが,1 年くらいでだめになりました. 症状は第 1 に点滅するようになること,第 2 に一部の LED は劣化して表面がくろずんでくることです. 劣化によるあかるさの低下は目でみるかぎりたいしたことはないのですが,点滅はこまります. というわけで,しばらくは蛍光管にもどしてしまいました. 最近になって再度,このタイプの器具に LED をつけることに挑戦して,なんとか成功させましたが,それについてはまたべつの記事に書くことにします.
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