ストライプ形 3D デザイン電球のきらめきを改善するために…
3D デザイン電球のカバー全体に光をいきわたらせるのはかならずしも容易ではありません.LED 電球本体やカバーのかたちによっては,まだうまくいっていません.
LED 電球本体についていえば,口金から LED チップまでの距離がみじかいものや LED チップがせまい範囲にならべられているものは,カバーがおおきいときにそれ全体に光をいきわたらせるのがむずかしいのです.みじかい LED 電球本体をつかうと,電球を横からみたときにカバーの下のほう (口金にちかいほう) に光が集中してまぶしい一方で,上の方には光があまりいきとどかずにバランスがわるい,その傾向はストライプ形の電球についてとくに強いのです (左下の写真).LED チップをある程度上 (内側) につけるとこの問題は軽減されますが,LED 電球本体が短いとそれがむずかしいのです (右下の写真).
長い LED 電球本体をつかえばこの問題は解決されますから,以前は中国からそのような電球を輸入してつかっていました (たとえば下の写真のもの).中国には日本よりはるかにさまざまなかたちの電球がありますから,選択は比較的容易でした.しかし,中国から輸入した LED 電球本体 (電球) はだいたい信頼性がひくいのです.そのため,最近は日本メーカーのものをつかうようにしてきましたが,そうすると選択の幅がせばまります.特注すれば目的にあったものを手にすることができますが,とてもたかくつくでしょう.
そこで,光を電球内でできるだけ一様にするために,これまでためしてきた対策はつぎの 3 つです.第 1 に,カバーと LED 電球本体のあいだにあるアダプタのかたちを変えることです.できるだけ口金とカバーの距離がちぢめられるようなかたちにします.これもためした.下の写真の左が薄くしたもの,右が通常つかっているものです (右のも最初の設計より薄くしている).しかし,左のものはあまりうまくできていません.
第 2 に,カバーのかたちを変えることです.カバーは基本的には球形にちかいのですが,これをわざと変形させることで,できるだけ LED チップが内側にくるようにします.つまり,下図では下の部分がすこしつぶされています.しかし,かたちがいびつになりますし,フィラメントが不足する部分が生じたりして,かならずしもうまくいきません.それでも,ストライプ形の電球にはこの方法を適用しています.
第 3 に,もう一度,よりよい LED 電球本体をさがしてみようとしています.条件をみたす製品はないわけではないのですが,信頼性や光色をたしかめる必要がありますし,すぐに製造中止になるようなものもダメです.
というわけで,まだ結論はでていませんが,ちかいうちに決着させたいとおもっています.
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