3D デザイン電球の根元がネジ状 (テーパーネジ) になっている理由
3D デザイン電球は基本的に 3 つの部品をくみあわせてつくっています.第 1 は LED と電極がついた LED 本体,第 2 は透明なカバー (ランプシェード) ですが,そのあいだに第 3 の部品である白い「アダプタ」があります.LED 本体とカバーを直接つなぐとカバーが高温になるなどの問題がおこりうるので,このアダプタをあいだにはさんでいます.このアダプタは LED 本体と接着されていますが,通常はカバーには接着されていません.ここはネジ (テーパネジ,テーパーネジ) でくみあわせるようになっています.
カバーとアダプタとをネジであわせているのには理由があります.普通の LED 電球ではカバーを「パチン」とはめこんでいますが,3D デザイン電球のカバーはそうすると割れやすいうえ,サイズをぴったりあわせるのがかならずしも容易でないので,ネジにしています.ネジにしても通常はサイズをぴったりあわせなければ締められませんが,アダプタ側に「テーパネジ」(テーパーネジ) を使用することでカバーのネジのサイズがすこしずれても,ぴったりあわせられるようにしています.このテーパネジも,カバー側のまっすぐなネジも,螺旋 3D 印刷で,つまりフィラメントを 1 回巻くだけでつくっています.
テーパネジとは,ネジの直径が徐々に変化するネジのことです.普通のテーパネジの例を市販のもので示します.
通常のテーパネジではくみあわせる雌ネジ,雄ねじの両方がテーパネジになっていますが,3D デザインランプの場合,現在はカバー側はテーパネジになっていません.つよい力がかかるネジの場合はこのような設計はできませんが,カバーは軽いので,これで固定することができます.アダプタは全体がネジ状になっていますが,それはアダプタの根元までテーパネジを延長しているからです.
なお,3D 印刷でテーパネジをつくった他の例として「Tapered thread bowden coupling PC4-M6, PC4-M10」,「Brita jug water filter plug – Tapered Thread」などがあります.
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