3D デザインランプ (3Dデザイン電球) の光の拡散のしかたはさまざまですが，それらをまとまりなく提示したのではお客様は選択しにくいだろうとかんがえました． そこで，光の拡散のしかたによって，閉じたシェードをもつ 3D デザインランプを 3 種類に分類してみました． これら 3 種類のあいだに明確な境界はないのですが，選択のめやすにはなるだろうとおもいます．

光がほぼ縦方向にのびるタイプの 3D デザインランプが「ストレッチ型ランプ」です． 3D デザインランプにおいてはフィラメントを横向きに巻いているため，まっすぐに巻いても LED の光が縦にのびます． 回転対称なかたちのシェードをつかえば，この特徴がもっともストレートにあらわれます．ストレッチ型ランプは光が縦にのびるという点では LED フィラメント電球にちかいともいえますが，それともちがう独特な光をはなちます．

光が横にもひろがり，見る方向で変化するタイプの 3D デザインランプが「スパークル型ランプ」です． シェードにひだなどをすこしつけることによって，光は横にもひろがります． また，見る方向によってそのひろがりかたが変化して，きらめきます． スパークルとは「きらめき」を意味しています．スパークル型ランプはこれまでの電球にはない，きらめきと拡がりがある光をはなちます．

光がほぼ一様に拡散するが，こまかい変化があるタイプの 3D デザインランプが「スプレッド型ランプ」です． 光が一様に拡散するという点では従来の電球カバーにちかいのですが，巻かれたフィラメントにはこまかい凹凸などがあり，それによって光はこまかく変化します． そのため，たとえば和紙のような風合いになります． 表面に毛がはえている場合もあります．光をほぼ一様に拡散する点では普通の LED 電球にちかいのですが，和紙のようにある程度は光源が透けて見え，またこまかい変化がある点ではちがっています．

3 mm 角の LED から光が縦にのびる 「ストレッチ型電球」	光が横にもひろがり，見る方向で 変化する「スパークル型電球」
光がほぼ一様に拡散するが， こまかい変化がある「スプレッド型電球」

このように分類しつつも，まだそれをどのようにつかうべきか，迷いがあります．そのため，あまりおもてだって使ってはいないというのが現状です．

3D デザインランプの特徴をみじかくまとめたことをブログ (別サイト) にも書きましたが，3D デザインランプの分類もその特徴とともに Dasyn.com の Web ページに書きました．なお，この記事は「3D デザインランプの分類」 (別サイト) をもとにしています．