3D デザインランプの商品写真撮影のむずかしさ
デイシンの店のお客様には直接関係ないことですが,3D デザインランプの商品写真撮影に関する苦労話を書きます.
3D デザインランプを撮影するには,ほかの照明器具を撮影するのとはちがった技術が必要になります. あかるさがまったくちがう 3D デザイン電球そのものの陰影と周囲の陰影とを 1 枚の写真のなかに表現するのはむずかしくて,まだ十分うまくいっているとはいえません.明るさがあまりにちがうためです.今後,技術をみがいていく必要があるとかんがえています.
電球や照明器具の写真は Web 上にたくさんありますが,たいていはつぎの 2 つのうちのどちらかです.
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- 電球全体が白くなっているもの
照明器具そのものがきれいにうつるようにすると,そのなかにある点灯した電球は全体が白くなります. 電球のほうがはるかに明るいからです.もともと一様な光をだす電球であれば,それで十分だといえます.
- 電球を点灯させずにとったもの
周囲からの光だけにすれば照明器具も電球もはっきりうつりますが,電球を点灯したときにどうなるかは表現できません.
- 電球全体が白くなっているもの
3D デザインランプの撮影においては,電球じたいの陰影つまりシェード (カバー) の反射・屈折がつくりだす LED が発する光の変化をとらえることがぜひ必要だとかんがえています. そのうえで,電球よりはるかに暗いシェードがどういうものなのかがわかるようにし,さらに使用場面がわかるように周囲も自然にみえるようにする必要があります.
人間の目はダイナミック・レンジがひろい,つまり暗い光と明るい光を同時にみることができます. しかし,ディスプレイや紙のうえの写真はダイナミック・レンジがせまいため,非常に暗い光と非常に明るい光とを同時にうまく表現することは困難です. それらがうまくみせられるようにするために努力をかさねています.専門用語でいえば,これはトーン・マッピングという技術です.
撮影に関する努力の過程や成果はつぎのようなところ (個人ブログ,別サイト) に書いています.
- 3D デザインランプのきれいな写真をとるために — HDR 機能の追究
- 3D デザインランプをたかいダイナミック・レンジでみせるには…?
- 一眼カメラでできない機能拡張ができるスマホのカメラ
- 3D デザインランプの写真のためにまた買ったカメラ X100
- 3D デザインランプ撮影における複数写真合成の問題点と解決策
この記事は「3D デザインランプの商品写真撮影」 (別サイト) にもとづいています.
関連情報
3Dデザインランプ|Dasyn(デイシン)
デイシン (Dasyn) はオリジナルデザインの LED 照明器具「3Dデザインランプ」を製造販売しています.デイシンが独自に開発した「螺旋 (らせん) 3D 印刷法」によって造られた,ガラスではまねできない繊細な形や模様をもつ透明プラスティック製ランプシェード (セード) を使った,様々な表情をもった光の彫刻のような「3Dデザイン電球」や照明器具が,おしゃれに きらめき ます.
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