最近，3D デザイン電球のランプシェードが突然こわれて，こまかい破片が落下したというクレームが数件ありました．他にもおなじ問題のある製品がある可能性がありますが，不良品をどのお客様に販売したかがわかっていません．問題があった期間などを推定したえうえで，その期間に購入されたすべてのお客様に連絡する必要があるとかんがえています．クレームがあったのは 2021 年 12 月と 2022 年 1 月に販売したお客様ですが，まだ製造上の問題があった期間はわかっていません．

不良品のフィラメントが原因だとかんがえられますが，製造時には問題があることがわかりませんでした．当時製造したランプシェードの一部は現在も手元にのこっていますので，大半の製品には問題がないとかんがえられます．

このような問題がおこるのは，フィラメントの材料である PLA (ポリ乳酸) の分子量がひくすぎるからだとかんがえられます．使用中になんらかの原因でさらに分子量が低下すると，もろくなって，ちょっとした原因でこわれるのだとかんがえられます．ほとんどのフィラメントはもっと分子量が高く，強い紫外線をあびるなどしないかぎり問題はおこらないとかんがえられます．問題となる時期に使用していたフィラメントは LeoPlas というブランドのものですが，LeoPlas でも大半のフィラメントには問題がなかったとかんがえられます．