小学校のころからラジオなどの電子工作が好きでハンダづけをしていますが，選択肢はほとんど消費電力だけでした．60 W なのか，30 W なのか，もっとちいさいのか… しかし，重要なのは温度が適切に制御されているかということなので，いまなら自動温度制御がついていればよいのに，日本ではあまり普及していないのはどうしてなのでしょうか?

 

Aliexpress などで検索すると自動温度制御つきのハンダごてがいくつかみつかります．1000 円くらいの値段なので，買う価値があるようにおもいます．筆者は LED の配線やペンダントライトの製造をふくめて，たいていの目的で自動制御のこてをつかっています．

 

最初は 220 V 用のしかみつからなくて，電圧を変換してつかっていました (100 V でもだいたいつかえました) が，いまは 110 V 用をつかっています．温度は 200℃ から 450℃ くらいのあいだで選択できますが，350℃ 以上はつかったことがありません．通常は 270〜350℃ くらいのあいだにしています．消費電力は 60 W ということで，電源をいれて使用できるまでに 1 分ほどしかかかりません．こまかい配線のためには 20 W くらいがよいということがいわれていましたが，20 W だと温度があがるまでにもっと時間がかかるので，それだけかんがえても温度制御つきのほうが便利です．

 

温度制御用のツマミがついたハンダごてのなかでも電力だけを制御するものもあるので注意が必要です．自動制御のものは内部の基板がみえるようになっていることが多いようです．つぎの商品などはそれらしくみえますが，筆者がもっているものとはちがうので，保証はできません．また，右下の商品は 220 V 専用のようです．

 

 

コントローラが本体から分離しているものもありますが，これはちょっと高くてかつ場所を食います．こちらは 110 V 用があります．このタイプは筆者はためしたことがありません．

 

 

個人で自分のために輸入するのは問題ないとかんがえられますが，国内規格 (PSE) をみたしていないのでそのままでは販売することはできず，注意が必要です．経産省にとどけでるなど，しかるべき手続きをすれば販売するのはむずかしくないとかんがえられます．Yahoo! ショッピングの店では DIY する自作派のための商品もあつかっているので，それにくわえてあつかおうかとかんがえたこともありますが，そのままになっています．