フィラメントを巻いてつくった円筒を変形してつくる「螺旋3D印刷」
3D デザインランプをつくるのに独自開発した「螺旋 3D 印刷」という特許技術を使用しています.この方法によってさまざまな形がつくれますが,どうやってそれをつくっているのでしょうか? ここでは様々な方法をつくるための「変形」について書きます.
「3D デザインランプをつくる 螺旋 3D 印刷について」というブログ記事に書いたように,3D デザインランプを造形する際には透明なプラスティック (PLA) をとかしてつくったフィラメントを螺旋状に巻いてつくります.しかし,きっちり立体螺旋 (ヘリックス) をえがくと円筒しかつくれません.これを変形することによって,様々な形をつくります.
円筒という基本的な形状 (左上の図を参照) から多様な形状をつくるには,コンピュータのなかで数学的に表現された円筒 (立体螺旋) を変形するという方法をつかっています.円筒はその部分ごとに 3 次元の座標で表現されているので,それにしかるべき関数を適用します.その関数適用によって上と下をすぼめて,右上のような球 (閉じた形) をつくることができます.
立体螺旋 (円筒) と平面螺旋をくみあわせると左下のようなカップ状のかたちをつくることができます.このかたちに立体螺旋の部分の上をひろげるような関数を適用すれば,右下のような皿状のかたちに変形することができます.
これらは比較的かんたんな変形ですが,もっと複雑な変形をすれば,複雑なかたちがつくれます.ただし,3D プリンタで造形できるためには,接触しながら巻いていくこと,巻きの方向が上から下にならないなど,いくつかの製薬をまもらなければならないので,どんなかたちでもつくれるというわけではありません.
この方法についてもっとくわしく知りたい場合は,つぎの論文をみてください: 「Python ライブラリを使用した手続き的な 3D 印刷法」(未出版の日本語版,出版された英語版)
関連情報
3Dデザインランプ|Dasyn(デイシン)
デイシン (Dasyn) はオリジナルデザインの LED 照明器具「3Dデザインランプ」を製造販売しています.デイシンが独自に開発した「螺旋 (らせん) 3D 印刷法」によって造られた,ガラスではまねできない繊細な形や模様をもつ透明プラスティック製ランプシェード (セード) を使った,様々な表情をもった光の彫刻のような「3Dデザイン電球」や照明器具が,おしゃれに きらめき ます.
多品種少量生産が得意な 3D プリントによって,あなただけのデザインやサイズのランプがセミオーダーで 3 日でできます.3D デザインランプでお部屋の雰囲気を変えてみませんか?
屋号 | デイシン・ドット・コム |
---|---|
住所 |
〒164-0013 東京都中野区弥生町4-2-16 |
営業時間 |
月~金 9:00~19:00 定休日: 土日祝 |
代表者名 | 金田 泰 (カナダ ヤスシ) |
store@dasyn.com |